命の価値
「お前らまたサボるのか?」
そんな時、後ろから声がした。
後ろには担任の松山。
あたしたちのことは見放してる。
サボっても、煙草吸っても、お酒飲んでも、暴力事件を起こしても…。
とにかく、あたしたちは見捨てられてた。
「そうだけど何?」
あたしが話す前に、龍が声をだした。
「じゃあな!
気をつけろよー。」
松山は手をヒラヒラふりながら消えて行った。
「じゃあ、行こっか。」
そう言ってあたしたちは家に向かう。
家はすぐ近くだから、龍の自転車で2ケツをしながら行くとすぐついた。