魔王に忠義を
残る三本の指が一斉に炎を吐き出す!
だがその炎さえも、アイシャの、そしてフーガの民の風の魔法で遮られる。
「ヴァン!」
アイシャが叫ぶ。
「貴方のこれまでの鬱憤、その化け物に叩きつけてやりなさい!」
「……」
俺はブレードの刃を返した。
アキラも剣の峰…鋸状の刃を上向かせる。
動いたのは同時!
俺は人差し指を、アキラは中指を得物で両断する!
そしてとどめは。
「「はぁぁあぁぁあぁっ!!」」
裂帛の気合と共に、得物の切っ先を親指へと突き立てる!
貫通する刃。
轟く断末魔。
封印の地に魔王の悲鳴がこだまする。
…一瞬、魔王の腕の動きが止まった。
あれ程猛威を振るっていたドギツイ魔力も終息の気配を見せ始める。
そして。
だがその炎さえも、アイシャの、そしてフーガの民の風の魔法で遮られる。
「ヴァン!」
アイシャが叫ぶ。
「貴方のこれまでの鬱憤、その化け物に叩きつけてやりなさい!」
「……」
俺はブレードの刃を返した。
アキラも剣の峰…鋸状の刃を上向かせる。
動いたのは同時!
俺は人差し指を、アキラは中指を得物で両断する!
そしてとどめは。
「「はぁぁあぁぁあぁっ!!」」
裂帛の気合と共に、得物の切っ先を親指へと突き立てる!
貫通する刃。
轟く断末魔。
封印の地に魔王の悲鳴がこだまする。
…一瞬、魔王の腕の動きが止まった。
あれ程猛威を振るっていたドギツイ魔力も終息の気配を見せ始める。
そして。