恋するgirl☆☆~②~
大チャンは職員室に声をかけて、2人で屋上へ上がった。
屋上へ上がった時には、夕日が青かった空を染めていた。。
綺麗な紫色に...。。
「綺麗…。。」
紫色の空をじっと見つめる私に、隣りにきて同じ空を見つめる大チャン。
「瞳…孝幸を想って、ずっと教室からこの空を見てたよな。」
「うん…。。」
大チャン見てたんだね。
私、大チャンが居てくれて本当に心強かったよ。
「大チャン...ありがと…。。こんな綺麗な空、プレゼントしてくれて。」
「ばか、これじゃねぇーよ。これは、ただお前と思い出巡りしただけだよ。」
「なんだぁ~。」
大チャンは、くくっと笑うとチラッと腕時計をみて、
「よし、そろそろ行くか。」
「うん。」
言われるがままに、大チャンと並んで学校をでた。
バイバイ、柳高校!