恋するgirl☆☆~②~



そんな日が続いたある日、たまたま店長と帰りが一緒になった。



お店にはもう誰も残っていなくて、店長と私だけだった。



「瞳ちゃん、ちょっと話さない?」


「え…いいですよ。」



お店のカウンターに座る。

店長がキャラメルマキアートを入れてくれた。

それを受け取りながら、



「店長は、瑠美さんに告白しないんですか?」


「えっ!どうしたの突然!てか、なんで知ってる!?」



こんな事を聞いたら、店長はすごく驚いた。


あんなに熱烈なアプローチ・・・誰だって分かっちゃいますよ。。


そして私の隣に座った店長は、



「瑠美ちゃんてさ、小悪魔な女だよね。
男は、みんなそんな瑠美ちゃんにメロメロになっちゃうんだ。」


「店長も、その1人ですか?」


「ううん、俺は逆。いつだったか、瑠美ちゃんが夜の街で1人泣いてる姿をみて、好きになっちゃったんだ。」



そう言った店長の表情は、すごく穏やかな優しい感じだった。



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