アビリク
視線の先には、背の低いデb(自主規制)…ふくよかな体型の女子と、無駄に背だけ高いもやしみたいな男子がイチャついていた。2人とも俺と同じ黒の制服を身にまとっている。

他の生徒達は迷惑そうに2人の側を通りすぎる。

そりゃそうか。だって、……………………………………キモいし。

2人のイチャつきはさらに悪化する。うぅわ。ちゅーし始めちゃったよ…。

俺は顔を引きつらせ、先生に視線を戻した。

「なぁ、ゴリラ先生。」

「ゴリ…!?」

糞ゴリラは、その挑発に怒りで顔を真っ赤にさせた。

単純だな…。

糞ゴリラが震える拳を振り上げた時、俺は待ってましたとばかりににやついてしまった。

よし。今だ。
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