アビリク
「副作用は、その能力が覚醒したと同時に起こる症状よ。

芽音と火音は2つの身体を1つにされ、竜充は6歳の体のまま精神ともに歳をとれず、私は…」

行き詰まる先生に代わり、芽音が言いづらそうに続きを話した。

─短命、なんだよ。─

「え…。」

「正確に言うと、私の家系が短命になってしまったのよ。両親は40にもならない内に老衰。

まあ、それは置いといて、

問題は貴方よ、秋草くん。」

先生はティースプーンで俺を指し、気難しそうに顔を強ばらせる。

「え、俺っすか!?」

思わず自分を指差して聞き返した。先生は頭を抱え、ため息を吐く。

「ええ、貴方はまだその症状が分からないのよ。」
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