pure love〜純愛〜
慧優への気持ちに気づいてから

あたしは放課後のタムロ場へは行かなくなっていた…



慧優からのメールにも返事ができず、電話にもでることができなかった…



メールの返事をなんて返せばいいかわからず


電話も緊張してでることができなかった。




『恋をする』


あたしにとって初めての感情で

慧優に嫌われることが怖くて



今まで普通にしていた

回し飲みとか

みんなでゴロ寝とか


1つ1つのことに対して


戸惑いがでていた…





ある日そんなあたしをみてセイカさんが

「慧優が好きなら好きでいいと思うよ。女の子が恋をするってことは、キレイになれる近道やし、自分に正直になったら、慧優もちゆみの気持ちに答えてくれると思うよ」


あたしは1人で心に抱えてた気持ちをセイカさんに話した。

恋をしたことがないから、どうしたらいいかわからないこと。

慧優に嫌われたくないからメールの返事を返すのが怖いこと。

セイカさんは1つずつ相談に乗ってくれた。



今のあたしにとって

それがすごく心強かった
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