【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
ヒカルの家は、あばら家のように古くて狭い家だった。


なぜヒカルがあたしをここに連れて来たくなかったのか・・・。


あたしは分かった気がして、ちょっとだけすまなく感じた。


自分の家が貧乏なことを、ヒカルは気にしていたのだ。




ヒカルの両親は感じのいい人たちだった。


外見はやつれて見えたけれど、二人とも温かい心の持ち主だった。


ヒカルのお母さんは、あたしにお茶を出してくれた。


お茶を差し出すとき、ヒカルのお母さんの手がひどく荒れていることに、あたしは気付いた。


働きすぎなのだろう・・・。


ヒカルの小学生の妹はかわいらしくて、笑うとヒカルによく似ていた。


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