【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
初恋の人から、レイプされるなんて・・・。


ただ悲しくて、辛いだけ・・・。


愛情なんかこれっぽっちもなくて、あるのは汚い欲情だけ・・・。


どんなに泣き叫んでも、やめてくれない・・・。



太一のことを、ずっと信頼していたのに・・・。


この人だけは、あたしの味方だと思っていたのに・・・。




あたしの身も心も何もかも傷つけ、太一はゴミをポイ捨てするように、あたしをその場に置き去りにした。


そして何も言わずに立ち去っていった。



あたしはその場にうずくまったまま、一人で泣いていた。


体に残る痛みよりも、心に負った傷の方が何百倍も痛かった。


太一がなぜ、あんなにも変わってしまったのか、あたしには分からない。


近所のおばさんたちが、太一は悪い連中と付き合うようになって、万引きや盗みを繰り返しているらしいと噂しているのを聞いた。



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