【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
あたしには真相は分からない。


その原因が何なのかも分からない。


あたしに言えることはただ一つ。


優しかった太一はもういない・・・。




あたしには、頼れる人はもう誰もいない。


信じられる人は、もう誰もいない。


助けてくれる人は、もう誰もいない。


あたしは一人ぼっち・・・。




太一が口にした言葉が頭の中で回る。


『この世は、金で回ってるんだぜ』


というあの言葉。



結局は、お金。


何もかもがお金、お金・・・。


お金さえあれば、今の最悪な暮らしから抜け出せる。


お金さえあれば、何でも欲しい物が買える。


お金さえあれば・・・。



その頃から、あたしの心のなかで、お金を得ることへの欲求が徐々にふくらんでいった。




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