【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
あたしはあのとき太一を信じたことを後悔した。


後悔してもしきれなかった。


こんなことになるなら、太一のところになんか来なかったのに・・・。


殴られたところが、毎日ひりひりと痛む。


ときには血がにじんでいることもあった。




太一からはもし逃げ出したら、見つけて絞め殺すと脅された。


あたしは恐怖のあまり、ついには逃げることさえ、諦めてしまった。


太一の命令を聞き、いつまた暴力をふるわれるのかと怯える日々・・・。






一体、どのくらいの間、このような日々がつづいたのだろう。


ある暖かい日の午後、誰かがドアの鍵を開ける音がした。


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