職場内恋愛
『あの子さ、なんかオーラが可愛いよね。
顔はホント、どこにでもいる感じの子なのにオーラが全然違う。
すごく魅力的な子だった』
メシの最中もあの子の話題で持ちきり。
『何?お前、惚れたの??』
気づいたらそんなことを口走ってる俺がいて。
涼は笑う。
『どうした?
優作、あの子のことが気になんの??』
『ちげぇーって。
ちょっと聞いてみただけ。』
なんて言ってる俺。
だけど本当は気づいていた。
俺はあの子が気になってる。
こう言っちゃ失礼だが、
なんの取り柄もなさそうで
多分、ドジであろうあの子。
その子のことが頭の中から消えない。
そう。これはきっと…
『恋』