職場内恋愛
「うちの学校禁煙じゃん?
ヤバくない??」
俺は人差し指を唇にあてて
『内緒だからな。
友だちとかに…言うなよ?』
と、言った。
京地はニヤニヤ笑いながら頷く。
まあ悪いヤツじゃないから誰かに言うなんてことはしないだろう。
よかった、バレたのが京地で。
「あとさ、もう1つ聞いていい??」
この言葉に俺は構える
また、流れで騙されてしまうといけないからな。
「そんな構えなくても…」
笑いを堪えながら言う京地
「国語の橋野先生…前から知ってたんでしょ?」
この質問にもドクッと胸が鳴った。
「橋野先生に聞いたから。
だから別に、隠そうとしなくてもいいよ?」
俺ははぁ~と、溜め息をつき頷いた。
奈々が言ったなら隠さなくていいか。