職場内恋愛





「奈々ちゃんさ、あたしが傷ついてんの知ってる?」

その声とともに鋭い視線が私に向けられる。



「毎回毎回さ、あたしがなんか言うたびに笑ってさ。

真剣な話はできしやしない。
それに顔見て笑ってるっぽいもん。」

真は珍しくいじけてて。

その姿もおもしろい…って、また真に怒られちゃうか。



「ごめんね?真」

と、真の顔を覗き込んだとき



『仕事、終わった?奈々』

秘密の場所に優作さんが戻って来た。



『お前、まだいたのかよ?

早く帰れ、つったろ?』

なぜか不機嫌そうな優作さん


「うわー…そういうこと言うんだ?藤堂先生。

今まで相手してあげてたのは誰だと思ってるのかな~??」


『お前はホントにうるさいヤツだな。』


「うるさくてすみませーん」


ダメだ…止まらない。

さっきから笑いが止まらない。


2人で漫才してるし…っ!!






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