【短】空っぽの少年


「たくさん出しちゃったんですよ?」

―――!!!!!



ポロリと、手の中の箸が擦れ落ちた。





「…だ…出し…!」

「その後は真穂子さん気失っちゃうし…
後処理全部俺がしたんすからね」

レオは平然と「あ、酢豚って一日寝かせても美味しいんすね-」とか呟いていた。



出した…?後処理…?












身体中の血液が冷たくなるのが無意識に分かる。


どうしよう…私…








「真穂子さん?」

レオが私を覗くように見る。




まだあどけない表情に私は罪悪感でいっぱいになった。




「……ご…ごめん!」


慌てて箸を置いて、その場に立ち上がる。


レオは突然のことに唖然としているようだ。

丸い目が更に丸くなっていた。




「真穂子さん?」

「わ…私…」

「……?」


こんないたいけな少年を……








どこかにいらっしゃるでしょう、レオのお母さん…


そして全国の美少年同好会の方々…














申し訳ありませんでした。





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