葬儀屋少女
「光一先輩!付き合ってください!」

「…ごめん。」

学校の屋上で。
確か、ミス星光高校に選ばれた、高野 絵美…だっけ?
に告られた。

「…酷いっ!」

パタパタパタと走り去る足音。
僕の中は彼女のことでいっぱいであった。

「ふふ…呼んだかしら?」

「!?…君は…」

なんで、ここに?
屋上のドア、開いたっけ?
いつの間に?

「呼んだかしら?」

「あ…あの!」

駄目だ…。
言っては、駄目…!

「僕、アナタが…好、」

ブツン!

あれ?
おかしいな…

ここは、
どこであろう?

なにもない―…




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