ヴァンパイアの花嫁 番外編①
「お帰りなさいませ」


部屋に戻るとアメリアが出迎えた。


「アメリア、レオンを驚かす事なんて出来なかったわ」


それを聞いたダーモッドが近づいてきた。


「当たり前だよ ご主人様はすごいんだ!」


ダーモッドが得意げに言う。


「まあ、想像はしていましたが・・・ティナ様が近づけばご主人様は血の香りでお分かりになられます」


アメリアが苦笑する。


「そうだね レオンはすごいよね 隣の部屋にいたエミリオ様やアメリア、ダーモッドまで判ったし」


ティナは喉が渇いて水差しのあるテーブルに近づいた。


水では喉を潤してはくれないが無いよりはましだ。



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