ヴァンパイアの花嫁 番外編①
数日がたち、ティナの身体が落ち着いてきた。


身体が軽く、辛いと感じなくなった。


その事をレオンに言う。


「それは良かった。いつまでも君が苦しむ所は見たくないからね」


そう言って愛しげにティナを見つめる。


「・・・レオン ありがとう」


突然ティナに言われてレオンの片方の眉が上がる。


「?」


「そんな不思議そうな顔をしないで・・・あたし・・・ヴァンパイアになって良かった そうでなければ、レオンと一緒にいられなかった 今はすごく幸せ」


ティナが一気に言うとレオンは華奢な身体を抱き寄せた。


「久しぶりに嬉しい言葉を聞いたな」


頭の上で聞こえるレオンの声にティナはうっとりと目を閉じた。



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