ヴァンパイアの花嫁 番外編①
ドレスを眺めているティナの後ろに立ったレオンはふわっとティナの腰に腕を回した。


「レオン・・・」


「さっきからこのドレスばかり見ていて我が婚約者はつれないね?」


耳元で甘く囁かれてティナの心臓がトクンと高鳴った。


「だって・・・アシーネさんがこんなに素敵なドレスを・・・」


ティナ自身、真っ赤なウェディングドレスでも良かった。


だが、このドレスをひと目見てしまったらこのドレスしか結婚式にふさわしくない気がした。


「私も驚いたよ てっきりアシーネは白いドレスにしないと思っていたからね」


ティナには純白しか似合わないと感じたのだろう。


「これを着て明日、誓うんだ これから永遠に私だけだと」


「レオン 誓います あたしにはレオンしかいない」


ティナはレオンの腰に抱きついた。


* * * * * *


翌日、親しい数人の参列者のみで行われた結婚式。


ティナにとって永遠に忘れる事の出来ない儀式だった。


そしてその後に行われた披露宴もみんなに祝福されて時を忘れた一日だった。



             END



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