1Rの彼女
「顔赤いよ、タク。熱でもあるの?」

そう言うと、俺のおでこと結子さんのおでこをくっつけた。

顔近い!!
結子さんの吐息がかかる。

それ、反則だろ~!!


「あ、あの!!」

今俺に残っている最後の力を振り絞って、結子さんを離し体を起こした。
ハァ、ハァ、ハァ…。
息が荒い。
まるで、マラソン完走した直後の疲労感。
ぐったりしている。


「ちょっと熱いんで…、コンビニ行って来ます…。」

「こんな時間に危ないよぉ。アタシも一緒に行こっか?」

そんな格好で行く結子さんのほうが危ないよ。
それに、今は俺のそばにいないで欲しい…。


「アイスでも、買ってこようかと…」

玄関へ行き、靴を履く。


「アタシ、チョコ味ね~。いってらっしゃ~い。」


本っっ当に、人の気も知らないで!!
涙をこらえながら、一人さみしくコンビニへと向かった…。



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