なくした記憶
「秀くんと帰ろっかなぁ」

私達、付き合ってんだよねぇ
もしかして私の思い込みかなぁ
どうなの秀くん

秀くんを見ると秀くんの
周りの女の子達が

「秀くーん彼女いないの?」
「今、フリーなの?」

ついその話題に耳がいってしまった

「いや、いないよ…」

えっ
なんで
『なんでって好きだからに決まってんじゃん』

あれって嘘で冗談だったの?

じゃあ何でキスしたの
なんで、なんで
答えてよ秀くん!!!

ガタンッ!!!!

「おい!七瀬!おいっ!!!」

私はあまりのショックで倒れて
しまったらしい






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