なくした記憶
「ねぇねぇ七瀬ちゃん、あの看板かわいいね」
ドンッ

ガクン
「いたっ…」
今、誰かに

「おねぇちゃん大丈夫?」

「気を付けてね、とまりちゃん」

まさかそこまで
そこまで私が邪魔だったなんて

ショックだった
あまりのショックで何も聞こえなかった

七瀬と秀との会話も
信号の音も

「おねぇちゃん!!!!」

「!…」

ブーーーーー

赤信号に気づかなかった

後ちょっと遅かったら轢かれていたかもしれない
そう思ってほっとした瞬間

ドン!

えっ!


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