俺様彼氏は芸能人!?
「いいいいいいいいいいい異議有りぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
「おっ、今日はいつにも増してテンション高いな竹乃宮。でも残念ながら先生意義は認めません」
「何だとぉぉぉ!!!?てめ、教師のくせに生徒の意見を蹴って良いのかああああ!!!!」
っと、机をバンバン叩きながら異議を唱えていると、いつのまにか隣に来ていたあいつが一瞬だけ、そう、本当に私がやっと確認出来る位の短い間だけどす黒い笑みを浮かべてこっちをあざけるように見つめてきた。
と、次の瞬間は優等生スマイルを浮かべつつ困ったような顔をする。
「やめなよ先生困ってるよ?ごめん、俺、嫌われるようなことしちゃったんだね」
てってめええええええ
朝のことがありながらそんなすっとぼけた発言をするのかああああああ
だがこいつがそんなことを言いながら浮かべた切なげな顔の破壊力はすさまじく、私は女子からの攻撃を食らうという最悪な展開になってしまった。
もうさすがに諦め席に着くと、同じく私の横に座ったあいつがすっと、小さなメモを差し出してくる。
『やっぱバカだな』