身長差15センチの関係 3
分かれ道のない、迷路のイメージ。
曲がった先には、古めかしい障子戸。
鈴璃は、戸の向こうからたくさんの手が障子紙を破って飛び出てくる展開を予想して身構えた。
……ら、横からきた。
ずぼずぼずずぼっ。
左右の壁から、白く塗られた腕が伸びてきて、わらわらする。
「きゃああっ」
ついに、大きく悲鳴をあげてしまう鈴璃。
弟に助けをもとめて、抱きついてしまった。
上から覆いかぶさるように腕をまわし、
やはり覆いかぶさるように弟の頭を胸で抱える。
「大丈夫だよ、お姉ちゃん」
これだけ驚いた鈴璃に対し、
弟はこれまで以上にあっさり。