身長差15センチの関係 3

でも、
自分の腕を引き、

じーっと、準備を終えるのを待っている弟を見るとすぐに回復。

むしろ、さらに元気になる。

弟が手を切らないように気をつけて、ゆっくり靴を履く鈴璃。

「お待たせ」
「うん、待ったよ」

校舎の外に出るまで引っぱっていってもらう。

「高志は、外の店はどれだけ見たの?」

「前を通っただけだから、あんまり見てないよ」

「じゃあ、順に全部まわろうか」
「そうするっ」

屋外の模擬店は、グランドの校舎に近い側の端にそって並んでいる。

他の場所には出ていないので、全部まわってもたいした時間はかからない。

鈴璃の頭には、整列している模擬店の数も場所も完璧に入っているのでなおさら。

が、ここは弟にひっぱりひっぱりされながら進むことにする。

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