身長差15センチの関係 3
「私も可愛い弟を連れてちやほやされたい」
「馬鹿なことを言ってないで、食べなさい」
「大丈夫、言いながらでも食べるから」
香織は、新しい串団子をとってもぐもぐ。
鈴璃は、おにぎりをとる。
中の具は、食べてみるまでわからない。
鈴璃は、おにぎりの角に口をつける前に訊いた。
「明日、香織の家族の人達が来るのよね?」
「来るけど、私の家族ではちやほやされないもん」
「そうじゃなくて、挨拶したいから来たときは教えて」
「分かった。たぶん鈴璃も店にいる時間に来ると思うけど、兄ちゃんには、ウエイトレス鈴璃に手を出さないように強く言っておく」
確かにそれは重要な事だったと、香奈はうんうん頷いた。
「香奈ちゃんも来るの?」
「うん、来るよ。こっちは、いらぬ事を言いふらさないようにしておかないと」