身長差15センチの関係 3

鈴璃は、香織の家に誘われた時に何度か妹の香奈と会っている。

鈴璃の前では明るく素直ないい子だが、それは鈴璃の前だけだと香織は言う。

「言いふらされると困ることがあるの?」

「あるある、山ほどある」

香織は、あけっぴろげて答えた。

「でも、鈴璃は何を聞いても私の味方だよね?」

「聞いた話によるわ」

「じゃあ、味方になれない話は全部嘘。嘘だから」

「ふふ、そうしておいてあげるわ」

鈴璃は、少し笑っておにぎりをかじった。

「よしよし、これで安心」

香織はニ串めの団子を平らげると、鈴璃と同じおにぎりをとりだした。

大きな口でかじりつく。

「でも、私は、香奈ちゃんとそんなに話したことないから、そんな大きな秘密を聞かせてくれるかしら?」

「だから、そういう秘密は嘘だって」

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