身長差15センチの関係 3
ちなみに昨年の文化祭でも、
香織は高志の顔を見ているのだが、
その時は、鈴璃があうあうしていたので話しかけるのは遠慮して、黒子に徹した。
それはまた別の話で語るとして、
「やっとこうしてお話できて、おねーさんは嬉しいわ。よし、記念に鈴璃の中学時代の恥ずかしいを知っている限りしてあげよう」
「今、私と知り合ったのは高校に入ってからだと言ったばかりじゃない」
鈴璃が突っ込む。
「そこは、耳にしていた噂話を捏造気味にして」
「妹さんの、嘘っぽい話は信じるなとも言ったでしょう」
「むむ、さすが鈴璃。私の話をよく聞いてくれてる」
香織は、違う方向で感心。
喜ぶ。
「なら、高志くんから実話を仕入れるということで……」
香織は、口に手をあてて弟に耳を近づける。