白い月〜destiny〜
「そうか?」

「そうだよ。」


晴香はまた空を見上げた。

「運命って本当にあるのかも。内山さんと美月を見るとそう思う。でも…。」

「でも?」

「うん。二人ともいろんな壁を乗り越える努力をしたと思うの。ただ…運命を待つだけじゃなくてね。」

「あやふやな運命を本物にするための試練を乗り越えたって事か…。」


「そう。たとえどんなに愛し合う二人にだって 試練の時は訪れる。それを乗り越えられるかどうかによって…二人の愛の価値は決まると思うの。」


乗り越えられるかどうか…か。

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