Pure*Love―透明人間が恋をした―


ジョナサンを追って茂みから出ると、そこには人だかりが出来ていた。


「もうすぐお姫様がお通りになるぞ!!」


「王族の大行進じゃ!!」


大盛り上がりの人々は、そこにクォーツであるピッピが居ることすら気にも留めていない。


「王族の大行進かぁ…」


ピッピも胸を高鳴らせ、遠くから聞こえる太鼓やトランペットなどの音色に耳を澄ませた。


どんどん近付いてくる。


パォーン‥!

象が鼻を揺らして行進する。

その前には赤い衣装を身につけた兵隊さんが、ピシッと整列しながら楽器を演奏し、彼らの周りでは美しい女性達がカラフルな衣装をなびかせながら舞い踊る。


「う…わぁ…!」


初めて見る光景に、ピッピは息を飲んだ。


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