【完】††Rising††
「くっそ…凄いな。」



龍治の下唇は強く前歯によって噛まれている。



「りゅー。唇切れちゃう。」



礼治が龍治の頭を優しく撫でて、『ねっ』とあやした。



「あんなの、歌声だけ突出してて最悪。暁は負けない!」



「そうそう。つか、お前の風みたいな声もあいつにはない魅力だ。」



俺達の言葉で龍治は少し気持ちが晴れたらしいが



やっぱり悔しそうにあいつを見つめていた。



はぁ…なんか俺も緊張してきた。
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