イケメン☆パーティー

「前に、本郷部長と会ったあとタクシーで送ったときに、僕が何か言おうとして思い出せなくなったことがあったの、覚えてる?」

「ああ、はい」


そういえばそんなことがあった。

でも、なんでいまさらそんな話?


「あれ、思い出せなかったんじゃなくて、言うのをためらってただけなんだ」

「はあ……」


あたしは水野さんの真意がつかめなくてあいまいに返事した。


「あのさ、かりんちゃん」

水野さんはあたしをじっと見つめた。

なんだか、空気が張り詰めた気がした。


あれ?なにこの雰囲気。

これって、もしかして……

いや、水野さんがうちに来るって言った段階で、もしかしてってちらっとは思ったけど。

きっと、アレだよね。

いや、違う?

やだ、なんかすっごい緊張してきた……

どうしよう……


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