運命のヒト
「なぁ~」

「なんだよ!?」

本気でムカツク。


「お前、荒れてんな~」

そんな俺のことはおかまいなしに、タケルがそう言った。


「うるせぇよ!
 お前の方こそ荒れてるやんけ!!」

俺も負けじと言い返す。

「今は、お前の方が荒れてるん
 ちゃうんか!?」

俺達はしばらくの間、わけの分からない言い争いをした。



「つーか、あそこ見ろ!!」

タケルがそう言って、遠くの方を指差した。


「はぁ?何や・・・?」

俺はそう言いながら、タケルの指差す方を見た。



・・・健二??

そこには、心配そうにこっちを見ている健二の姿があった。


「ケンカでもしたんか? 
 健二、すげぇ心配しとるぞ!
 何があったんか知らんけど、
 お前らはいつも一緒なんだろ!?」

タケルはガラにもなく、そんなことを言ってくれた。


「ちゃんと、話せぇよ!」

「分かっとるわ!!」


俺はタケルにそう言うと、健二のいる方へ歩き始めた。


ってか、健二とタケルの奴、いつの間に仲良くなってんや?


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