運命のヒト
俺は、久しぶりに健二と顔を合わせた。

あの日以来、学校に行ってないし、健二とも会ってなかった・・・。


「なぁ~、優士、学校来んのか?」

健二が、寂しそうな顔で聞いてきた。

健二は、俺が学校に行ってない間、一人で何をしていたんだろうか?

雅史達と一緒にいたんだろうか?


「学校か・・・。
 さすがに、町ばっかも飽きてきたしな」


学校に行くと、神田と会ってしまう。

でも、水嶋のことが気になるし、健二が学校来いって俺を説得するし・・・。


俺は、仕方なく学校に行くことにした。


って、そんなことを言いながら、本当はきっかけが欲しかっただけ。



それから、俺は普通に過ごした。

健二とも仲良くやったし、神田とも普通に接したつもり・・・。


だけど、どうしても、水嶋への想いを消してしまうことが出来なかった。


俺は、自分でも知らない間に水嶋のことがすげぇ好きになっていた。


もう、隠せねぇ。

この気持ち・・・。


たぶん、俺は神田とは一緒にはいられない。



・・・そう思った。

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