運命のヒト
あ~!!!

水嶋、泣いてるし・・・。


健二、水嶋のこと振ったとか?

まさか、俺のために・・・!?


俺の妄想はどんどん膨らんでいった。


もうええわ・・・。


俺は、二人を見るのをやめた。


健二も健二やな・・・。

お前も水嶋のこと好きなんだったら、俺のこと気にせんと付き合ったらいいのに。




「よぅ!!」

しばらくすると、アホ面の健二がやって来た。

今は健二の顔さえ見ることが出来ねぇ・・・。


「お前、何で水嶋のこと振ったんや?」

俺が聞くと、健二がはぁ?なんのことや?ってごまかした。


「ごまかしても、分かっとんやぞ!
 さっき、水嶋に告られとっただろ?
 しかも、振りやがって~。
 泣かすなよ!」

俺が怒鳴ると、健二が笑い出した。

「笑い事じゃねぇよ!!」

俺がどんなに、怒っても、健二は笑い続けた。


何がそんなに可笑しいんや?


俺がアホみたいって笑ってるんか?


いい加減にしろ!!!

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