DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
「この部屋を使え」
そう言って飯岡は
乙羽を部屋の中に入れ
すぐに帰って行った
「...フゥ」
一人、部屋に残された乙羽は
小さなため息を吐き出し
大袈裟に巻かれた頭の包帯を外す
麻酔が切れ始めたのか
傷口がジンジンと脈を打つ
...シオ..ン...
痛みを抱えベッドへ
倒れ込む乙羽
やがて...
自然と瞼が重くなり
ウトウトと眠りに落ちていく
「.... !!」
でもすぐに
憶えたての恐怖が
トラウマとなって
眠る乙羽に何度も
襲い掛かる
ハッ!!...
.....夢
眠りたいのに何度も
眠りに落ちる乙羽に
襲い掛かってくる男
ぁんな怖い思い...
一度で
たくさんなのに...
乙羽は起き上がり
ベッドに座ると膝を抱え
眠れない夜を一人で過ごす