DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
息を切らせた柊音が
立っている
「..シ..オン...」
驚く桜木の視線を追い
乙羽も驚く
「...乙羽
一体..何が...」
信じられないと
いった様子の柊音が
乙羽に駆け寄ろうとすると
「ぅわぁー!!
柊音、ストップ!ストップ!」
「?」
「ドア!ドア!」
「ドア?」
ガッチャン...
桜木の叫びも虚しく
無情にもドアは
冷たい音をたてて閉まる
「...ヤーベ」
すぐに状況を
把握した柊音が
ペロリ舌を出し
「マジ?」
「マジ...」
桜木は
足元に落ちたプレートを拾い
ドアノブを回してみる
ドアノブは回転すらしない
「...だよな
ガッチャン!
っていったもん...」
凹む桜木をよそに
柊音は乙羽の元へ
駆け寄る
「乙羽、平気?
話は翔耶から聞いた」
そう言い乙羽を
優しく抱きしめる柊音
「ヘ、ヘイキ...//」
「悪りぃ...
俺がもぅチョイ、早く
様子見に行ってれば...」
桜木は首をうなだれる
「そんな...
もし、桜木サンが
来てくれなかったら
どぅなっていたか...」
そう言い立ち上がった乙羽の
目の前の視界がグニャリと歪む
崩れるように座り込む乙羽
「トワ!!」
柊音がすばやく
乙羽を抱き抱える
「...ヘイキ
昨日、よく...
眠れなかったから...」
柊音はゆっくりと
乙羽をソファーに座らせる