DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
「どぉぉわっっ!!」
暗闇の中、
玄関でうずくまる
あたしの姿に驚いた
住人らしい男の人が
大声と共に後方にのけぞる
「ビッッックリしたぁ~!
何やってんの?
こんなトコで...
てか、寒くね?」
そう言い男は
玄関から吹き込む
真冬の冷たい風に
肩をすくめながら
玄関の扉を閉める
玄関横のスイッチで
電気をつけると
部屋が一気に明るくなる
「・・・」
暗闇にすっかり
目が慣れていたあたしが
眩しさに目を細めると
「ぁ、ゴメン 大丈夫?」
そう言って男は
心配そうにあたしの顔を覗き込む
「///」
ようやく明るさに
慣れてきたあたしの目の前に
男の顔が近づいたので
あたしは思わず後方へのけぞる
すると
「危な!!..ぃ」
そのまま体勢を崩し
後ろへ倒れそうなのを
男に抱きかかえられる形で
受け止められてしまう
「///」
「..ぅ ぁっっぶね~」
「ゴ、ゴメンナサイ//」
顔を真っ赤にして
男の腕をすり抜ける乙羽
「クッ」
そんな乙羽を見て
男が思わず吹き出す
「?」
「ぁ..ゴメン...
ィヤ...//
カワイイなと思って」
「//」
ヤダ...
あたし
からかわれてる
乙羽は恥ずかしくなり
下をうつむく
「...ていうか、飯岡は?」
男は上着を脱ぎながら
乙羽に問いかける
「..か、帰..りました...」
「帰った?
アンタ一人、ここに残して?
電気もつけずに?」
コクリうなずく乙羽
「ァイツ...
(部屋に送ったって)
TELあったからさ
部屋にいるコトは
知ってたんだけど
まさか、暗闇ん中
玄関にいるなんて
思いもしないから
マジ、驚いちゃったよ...」
男はキッチンで
手洗いとうがいを済ませる
「?
ずっと、そこにいんの?
中に入んなよ...」
男に言われ、靴を脱ぎ
中に入る乙羽