DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
ドキン...
ドキン...
柔らかい...
ドキン...
ドキン...
ただ髪を
乾かしてるだけなのに...
心臓..破裂しそう...
異常なほど高鳴る心音を
かき消してくれる
ドライヤーの騒音は
今、唯一の救い...
相沢の髪が乾くと
「じゃ、今度は俺の番ね♪」
そう言って相沢は
乙羽の手からドライヤーを奪う
「ぃ、ぃぃです//
自分でできますから><」
「い~から♪ 座って!!」
ゥソ...
カチッ、ブォォーーー
ドライヤーの温風と共に
相沢柊音が優しく
乙羽の髪に触れる
「ぉ、何か
メイクさんになった気分♪
俺、いつも
やってもらう方だから」
柊音の新鮮な気持ちに
応えたいが
緊張で...
言葉がでない
「森園サン..ってさ...」
「...ハ、ハイ」
「さっきから
スゲェ 緊張してるよね
大丈夫...
俺、別に取って食ったり
しねぇから...
ぁ、そだ!!」
「?」
「「森ちゃん」って呼んでイイ?」
「?」
「ぁ~、それとも
「トワちゃん」の方がイイ?」
相沢は乙羽に
呼び方を選択させる
少しでも乙羽の
緊張を解こうと相沢は
一生懸命話しかけてくれる
「モ、森ちゃんで...//」
「OK、森ちゃんね!
俺のコトは柊音でいいから」
そんな話をしてる間に
乙羽の髪もすっかり乾き
ドライヤーのスイッチを切る柊音
「ハイ、終了~~~!!」
「ァリガトウ//」