DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
たった一口の
パンすらも拒否していた
乙羽の胃もだいぶ
落ち着いてきたのか
順調にパスタを
受け入れてくれている
ヨカッタ...
何とか食べれそう
そう思ったのも束の間
パスタを半分ほど食べると
再び乙羽の胃が騒ぎ出す
ゥソ...
次第に乙羽の顔は青ざめて
額には冷や汗が滲み始める
どうしよう...
気分はどんどん悪くなり
体から血の気が引いていく
話をしている柊音の声が
遠くなっていく...
「.....
.....ちゃん
森ちゃん、大丈夫?」
突然、耳元で柊音に呼ばれ
ハッとする乙羽
「大丈夫?
もしかして気分悪いの?」
「...ゴメン..ナサイ...//」
話すのも辛そうに
口元に手を当てる乙羽
今にも全て
吐き出しそうで
苦しむ乙羽
すると柊音は
乙羽を抱き上げ
「我慢しないで
吐いてもいいよ」
そう言い乙羽を
トイレへと運ぶと
「吐いて!
楽になるから...」
そう言って優しく
背中をさする
...で、でも//
青ざめた表情で
躊躇する乙羽
「こんな時に
恥ずかしがってる
場合じゃないだろ?」
「...でも//」
乙女心は複雑で...
どんなに気持ち悪くても
誰かの前で
吐くなんて...