DOLL・・・ ~秘密倶楽部~

どのくらい時間が
経ったのだろう...

目を覚ました乙羽の耳に
荒々しい柊音の怒声が
リビングから聞こえてくる


ユラユラと揺れる
ろうそくの炎のように
朦朧とした意識の中


 あの時と...
 ...同..じ...だ...


ただ...
柊音の怒声に
涙が溢れ出す


 そうだよね...

 柊音が怒るのも
 無理ない...
 
 こんな何の役にも
 立たないDOLLに
 大金払ったんだもん...


体はどんどん
石のように重く
固くなっていく

本当なら今すぐにでも
起きて荷物を
まとめなきゃならないのに...

身体が重い...


 起きて..荷物を...
 まとめなきゃ...

 
 
 飯岡さんが...

 

 来る前に
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