DOLL・・・ ~秘密倶楽部~

飯岡が車を止めたのは
相沢柊音のマンションの駐車場


「降りろ」


飯岡の言葉に
車を降りる乙羽

さっきまであんなに
暗かったはずの夜が
確実に明け始めている


飯岡は相沢柊音の
部屋の鍵を開けると
乙羽を中に入れまたすぐに
帰って行った


 どういうこと...?

 あたし..返品じゃ...
 ない..のかな...?


靴を脱ぎ中に入る乙羽

そっと...
柊音の部屋を覗き込む


 いない...


乙羽は部屋に戻り
荷物をまとめると
部屋を綺麗に掃除する


 フゥ...
 これでいいかな


乙羽はベッドの足下に
膝を抱えうずくまる


どのくらい
時間が過ぎただろう...


コン、コン!


「森ちゃん?」


柊音の声に
乙羽はドアを開ける
< 57 / 310 >

この作品をシェア

pagetop