DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
乙羽が顔を出すと柊音は
ホッとした表情を浮かべ
「ヨカッタ...
入院とかしなくても
大丈夫だったんだね」
「...ゥ、ゥン」
「そうか..ヨカッタ...」
柊音の優しい言葉に
思わず涙が溢れる
乙羽の涙に一瞬
驚いた様子を見せるも
柊音はすぐに乙羽を
優しく抱き寄せる
「...グスッ
ゴメンナサイ...
面倒くさいでしょう...?
でも...
泣くつもりなんて...」
何も言わず乙羽の頭を
優しく撫でる柊音
「役に立たなくて...
迷惑ばっかり...
あたしなんか
返品して...他の...」
「他の...?
他の何?」
「...」
「返品なんかしないよ...
通販じゃあるまいし...
それに...
面倒くさいとも
役に立たないとも
俺、思ってないよ...
体調が悪くなるコトくらい
誰にでもあんだろ?」
柊音の優しい言葉に
再び涙が溢れ出す
泣きたくないのに...
涙が止まらない...
柊音は優しく
乙羽の頭をなでた
これ以上...
優しくしないで...
自分を...
見失ってしまいそう...