DOLL・・・ ~秘密倶楽部~

「..ぅ..ぅん//」


ゴツゴツした男物のアクセには
到底不釣合いな華奢で真っ白な
乙羽の指先が震えているのを見て
無性に″抱きしめたい"衝動に駆られる柊音


 ホッ...
 外れた...


震える指で、やっとの思いで
ブレスレッドを外して顔を上げると

てっきり酔い潰れて眠っていると
思ってた柊音が優しい瞳で
あたしを見つめる


「もぉ...//

 起きてるなら..
 自分で..
 外してよ...//」


あたしは無性に恥ずかしくなって
今、外したブレスレットを
テーブルに置くとベッドの側から
離れようと立ち上がった瞬間
柊音に腕を引き寄せられる


「そんな力...
 もぉ..
 残ってない...」


「...残ってないって
 すごい力だけど...?」


「コレも...
 外して...ほしい//」


ベルトのバックルに
手をかける柊音


 ...


戸惑いながらも
柊音に言われた通り
ベルトのバックルに
手を伸ばす乙羽


 あたしはDOLL...


 大金と引き換えに
 自分を売った

 あたしはDOLL...


何度も呪文のように
自分に言い聞かせる乙羽


 あたしは..DOLL...


震える乙羽の指先が
バックルに触れた瞬間
柊音が乙羽の指先を捕まえる


「...//
 ジョ、ジョーダンだよ...

 自分でやるから
 森ちゃんも、もう休んで」


そう言い柊音は
乙羽に背中を向ける


「...//
 ぉ、お休みなさい」


慌てて柊音の部屋を
飛び出す乙羽
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