DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
唇を重ねながら
ゆっくりと
乙羽の身体を
押し倒す柊音
香水の香り
力強い胸元
繊細な指先...
柊音の全てが
心地いい
柊音の唇が
首筋から胸元へと
すべり落ちていく
心臓...
破裂しそう...
緊張のあまり
身体が硬直する乙羽
「平気...?」
柊音は顔をあげ
乙羽を見つめる
「...ヘ、ヘイキ//」
乙羽は瞳を伏せる
柊音が乙羽の着ている服に
手をかけると乙羽の緊張は
ますます高まり
更に身体を硬直させる
「...やめようか?
今なら俺...
まだ...
頑張れば
止められる..と..思う...」
乙羽を優しく気遣う柊音
「クスッ...」
柊音に...
抱かれたい...
でも、それは
DOLLなんかじゃなくて...
飯岡が言った言葉が
乙羽の感情を狂わせる
『決して本気になるな』
分かってる...
ぁたしはDOLL
借金返済の為
ここにいる...
「...森ちゃん?」
心配そうに乙羽の顔を
覗き込む柊音
あたしはDOLL...
大金と引き換えに
自分を売った...
こんなあたしに
人を好きになる
資格なんて..ない...
自分の気持ちを押し殺し
乙羽は妖艶な瞳で
柊音の首に腕を回す
「...ヘイキよ。 来て」
その言葉が柊音を
野獣へと変化させる
荒々しくも優しく
乙羽の服を脱がすと
「...!!」
露になった乙羽の身体には
無数の跡が...
それは西山との
行為の跡だった
乙羽は慌てて
着ていた服で
身体を隠す
「ゴメン...」
「...」
「それ...
西山さん...だろ?」
ぇ...
柊音の言葉に驚く乙羽
「ゴメンな...」
柊音は優しく
乙羽を抱き寄せる
「...
...何で
...何で柊音が謝るの?」
乙羽の身体の
あちこちに刻まれた
西山との生々しい跡
柊音は乙羽を抱き寄せ
その跡を消すようにさする
「...ゴメン」