DOLL・・・ ~秘密倶楽部~

ガチャ...


「ただいま...」


メモに書いていた通り
柊音は、お昼を過ぎた頃
帰ってきた


「ぉ..
 お帰り..なさい...//」


ドサッ...


リビングに入るなり
ソファーに倒れ込む柊音


「だ..大丈..夫?」


心配して覗き込むと


「んん~...
 何かダリぃ...」


「ぇ...」


見ると確かに
顔も紅潮しているように見える


あたしがそっと
柊音の首元に触れると


「なぁ... 何で首?
 普通、デコじゃね?」


そう言われてあたしは
そのまま額の方へ手を当てる


 やっぱり 熱い...


すると


「違う...
 こうすんだよ」


突然、柊音が
あたしの腕をグイと引き寄せ
あたしの額と自分の額を合わせる


「//」


驚いたあたしの方が
どんどん赤くなっていく


「ぁれ? 森ちゃんも
 顔、赤いよ...

 熱でも、ぁんじゃねぇの?」


「もぉ//
 熱があるのは柊音でしょ//」


柊音の熱い吐息がかかる程の近い距離に
あたしは思わず思いっきり
柊音を付き離す


「ぁ~ぁ
 
 やっぱ、俺だよなぁ...
 熱ぁんの...」


柊音は恨めしそうに
自分で自分の額を触っている


「体温計 ある?」


「ぅ~ん...
 たぶん...」


柊音が指さす場所を探すと
体温計はすぐに見つかった
それを柊音に渡すと柊音は


「使えるかな」


不審そうに体温計の
電源を入れる


ピッ!


「ぉ!
 よかった 生きてた♪」


そう言い
体温計を脇に挟む柊音
< 79 / 310 >

この作品をシェア

pagetop