DOLL・・・ ~秘密倶楽部~

何度も何度も
鳴っては止め、鳴っては止め
その都度、アラームの時間を
設定し直しながら
乙羽との甘いまどろみを
抜け出せない柊音

だが、もうこれ以上
時間の猶予が許されないという
ギリギリの時間になりようやく


「あぁ~もぉ! クソッッ!!」


イライラと髪をかき乱しながら
ようやくベッドを抜け出し
バスルームへ向かおうとすると
すぐに柊音の
携帯電話が鳴り響き
着信画面には迎えに来た
マネージャーの名前が出ている


「無視してていいから」


そう言い一旦はバスルームへと
入って行った柊音だが
準備時間のほとんどを
乙羽との甘い時間に
使った柊音は
鳴り止まない携帯の着信音と
慌ただしく響き渡る
インターホンの音にイライラしながら
寝癖を直す暇もなく
慌ただしく出かけていく


「じゃ、行って来る...
 何かあったら電話して!」


「ぅん」


バタン!

慌しく閉ざされたドア


再び、そのドアが開くまで
乙羽は一人、この部屋で
柊音を待つこととなる
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