ツンツンデレ彼女



「あっれぇ?三浦じゃん」



そう言う西田なんて空気同然に俺を真っ直ぐ睨む三浦 健二。



気にくわねぇ。



「なんやねん、教師にその反抗的な態度は……」



こっちも目一杯に睨む。



「森田さんが芋女?人のこと言える立場かよ、あんた。ぶっさいくなくせに」


ぶ………っ!!ぶっさいくだとぉぉぉぉ!!!



こ、この俺が不細工?!!



衝撃を受ける俺を鼻で笑い、更に続ける三浦。



「おいおい、随分と放心気味じゃねぇか。人に本当のこと言われたの初めてなのか?お前自分がかっこいいとでも思ってたのかよ…不細工な上にだっせぇな」



なんだ、こいつ!先生からお前って呼び方変わってるんだけどぉぉぉ!!



「……じ、自分、さっきとキャラ変わってるで…」



あ。今、何か俺情けないツッコミしか出来へん。



「あぁ?自分?!誰に向かって口聞いてんだぁ?しかもなっさけねぇ顔して突っ込むんじゃねぇよ。てめぇの鼻の穴に大根でも突っ込んでやろうか?ちっとはその情けねぇ顔から絞まりのある顔になるんじゃねぇの」



もうやだ。何でこの人段々S化しているんですか。



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