犬神さまのお嫁さま
 噴き出した私と説明した菜穂、言った本人のイヌガミ君以外の驚嘆の雄叫びが教室にこだまする。

 
 その絶叫の何重奏に気を良くしたのかイヌガミ君はニヤリと笑うと更に続けた。

 腹が立つことにそのニヤリと笑う顔さえも絵になる。

 なんなんだこのイケメン星人め!!



 「というわけで今日からコイツは俺の嫁!手ぇ出した奴はぶっ飛ばす!」



 ふん!と自信満々に言い切るとイヌガミ君はズカズカと歩み寄り私の前に立ち止まった。

 そして私を見下ろす。
< 15 / 166 >

この作品をシェア

pagetop