犬神さまのお嫁さま
「で、したの?してないの?」
「何を??」
まるで「昨日の宿題した?」と言わんばかりに軽い問い掛けに私は首をかしげる。
主語抜きで聞かれても分かんないし。
要領を得ない私の顔を見て菜穂は呆れたように1つ溜め息を吐いて続けた。
「だからセック――」
「するかぁあああぁぁーーー!!」
みなまで聞くまでもなく私は絶叫でかき消した。
明るい午前中に出す単語じゃないでしょーが!
きっと目の前の相手が菜穂じゃなければ目の前の机をちゃぶ台返ししてたと思う。
だけど相手は菜穂。
そんなことすれば死ぬより怖い現実が待っている。
例えば今から卒業のするその日まで延々と絶対零度の罵りの言葉責めが続くとか。
真正のドMでも耐えられないような仕打ちが待っているに決まってる!
「何を??」
まるで「昨日の宿題した?」と言わんばかりに軽い問い掛けに私は首をかしげる。
主語抜きで聞かれても分かんないし。
要領を得ない私の顔を見て菜穂は呆れたように1つ溜め息を吐いて続けた。
「だからセック――」
「するかぁあああぁぁーーー!!」
みなまで聞くまでもなく私は絶叫でかき消した。
明るい午前中に出す単語じゃないでしょーが!
きっと目の前の相手が菜穂じゃなければ目の前の机をちゃぶ台返ししてたと思う。
だけど相手は菜穂。
そんなことすれば死ぬより怖い現実が待っている。
例えば今から卒業のするその日まで延々と絶対零度の罵りの言葉責めが続くとか。
真正のドMでも耐えられないような仕打ちが待っているに決まってる!